実施報告
開催イベントの報告
2025/07/07
講座『人のための組織つくり「風通しの良い職場とは?」』
 6月28日(土)子ロバ保育園ホールで、組織つくりの講座を開催しました。『人のための組織つくり「風通しの良い職場とは?」』というタイトルにしました。

 “人のための組織つくり”??ってなに、なんか言葉の使い方おかしい?と思っていらっしゃるのではないでしょうか?
 組織つくりを考えた時に、社会においてそれぞれの組織の持つ役割、使命が重要なポイントになると思いました。そこを考えながら、各組織の理念・ビジョンが成り立つのではないでしょうか?

 保育園は、まさしく社会において“人のためにあるべき組織”だと考えました。
①子どもが、楽しく幸せに育つ場
②保護者が安心して子どもを託し、仕事に出かけられる場
➂地域のあらゆる子育て世代の、子育て支援の核となる場
④職員が、子どもや保護者と向き合い課題を解決しながら、ともに成長する場
⑤園長先生はじめリーダーの方々が、保育士を導き育てる場
保育園に関わる全て人の成長や学び、そして喜びや癒しの場となることが使命だと思います。

 そのためにはどうあるべきか?①リーダーの役割とは②風通しの良い職場とは、2部構成で考えてみました。

まずは、リーダーの役割とは?
 長年日本のリーダー像は、一致団結して頑張ろう!俺についてこい!という、イメージではないでしょうか?特に戦後高度成長期は、一つの目標に向かって力を合わせ、共に頑張った末に大きな成功体験を持てたでしょう。皆が、迷わず目指す確かな一本道があったと思います。
 
 しかし、今の時代、変動制(volatility)・不確実性(uncertainty)複雑性(complexity)・曖昧性(ambiguity)、その頭文字をとって「VUCAの時代」と言われるように、“自然・平和・経済”全てに先の見えない不確かな将来を感じ、誰もが不安を抱えているのではないでしょうか?

 こんな時代に求められるリーダーの在り方は、多様性を尊重することです。一人一人の意見に耳を傾け、リーダーが受け入れる姿勢を持つことによって、職員は安心して自ら考え行動するように導くことです。これからは、様々な視点での問題解決能力が必要とされるでしょう。

 まずは何が確かな道なのか?を考え、何処を進めば良いのか?その矢印の方向はあっているのか?山はないか、谷はないか、確認し道を踏み外すことの無いよう進むことが大事です。それには、多様な考えや能力が必要になってきます。

 そして、そのためにリーダーには、全ての職員が、安心して自分の力を発揮できるような職場つくりが求められています。

講座『人のための組織つくり「風通しの良い職場とは?」』
クローズアップ
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