
きままな「あそまなブログ」
2025/07/24
女子旅最高!!エストニア・フィンランド旅行
7月10日から16日まで5泊7日、エストニア・フィンランド旅行に行ってきました。
この旅行、思わぬことから始まりました。
昨年11月、園長仲間とおでゃべりしていると、「tako先生はフィンランドが好きで、もう4・5回行ってるよね」「わー、いいなあ、連れてってよ!!」と私、「ホント?先生行きますか?」「いく、いくよ」と、こんな乗りで計画が始まりました。
計画は着々と進み、参加者6名になり、年齢はそこそこ(最高齢okabe)・・・しかし気持ちは女子・・・ワクワクドキドキ・・・7月10日、22時25分フィンエアーにて、関空より飛び立ち、11日、5時30分ヘルシンキ空港に着陸しました。
着陸後、乗り換えてバルト3国のエストニア、タリンに向かって出発しました。タリン空港には20分くらいで着きました。9時30分にタリン空港に降り立った途端「さむっ!!冬??」移動中の街中では、薄手のコートやダウンを着ていたのには驚きでした。
800年前の中世の街並みが残る美しい古都タリンは、大切に保存されてきた歴史と伝統が息づき、世界遺産にもなっています。
城壁や石畳、とんがり帽子の屋根や教会、中央広場には様々な市場が出て賑わい、その中で民族衣装を着た女性が、優雅に華やかに伝統楽器を演奏しています。
しかし反面、現在はIT先進国として世界から注目され「バルト海のシリコンバレー」とも呼ばれているようです。
中世の美しい街並みに紛れ込んだようなタリンと「IT先進国」という現在の状況とは、なかなかイメージが重なりづらく,不思議な感じでした。
タリンで一泊した12日の翌朝、フェリーターミナルへと向かいました。タリンからヘルシンキはフェリーでわずか2時間で着きました。ヘルシンキに近づくと、小さな島があちこちに現れ、まるでおとぎの国に誘い込まれていくようでした。
しかし、上陸し、へルシンキの街並みを歩くと、人も多く賑やかな街並みに「タリンよりずっと都会だなー」と思いました。
そして、フィンランドと言えば「絵本のムーミン・洋服雑貨のマリメッコ・陶器のアラビア、イッタラ」という、私の大好きな宝物の生産国です。
街並みを歩けば大きな「ムーミンショップ」がありワクワク、お洒落な「マリメッコ」が見えドキドキ、いよいよ女子旅の本命に近づきつつあります。明日は買い物ツアーだ!!
と、思いましたが、いえいえリーダーtako先生は、きちんと私たちを導き、まずは、デザイン博物館に行き、フィンランドデザインの勉強??です。
1873年に設立されたデザイン専門の博物館です。フィンランドデザインはシンプルで機能的、そして森と湖の国フィンランドの豊かな自然をモチーフにしたデザインが特徴と言われています。説明書きは残念ながら理解できませんでしたが…デザインの歴史の流れが展示してあり、見ているだけで学びがあり楽しめました。
夕食もかねて、予約してあった「カモメ食堂」に行き、早めの夕食にしました。映画「カモメ食堂」の舞台になった食堂がそのまま残っていました。
皆さんは、映画「カモメ食堂」ご覧になりましたか?私はBSのテレビで見ました。
フィンランド、ヘルシンキで日本人女性3人が食堂をオープンします。その女性たちの何気ない日常生活を描いた映画です。
主演の女優、小林聡美さん・片桐はいりさん・もたいまさこさんが、とても良い!のです。、彼女たちの飾らない演技が、フィンランドの自然に溶け込み素敵な空気感を出しています。「あー、カモメ食堂だ!!」と、ちょっと感動しました。
そして、いよいよ13日は“女子旅満喫買い物ツアー”へ!
まずはトラムに乗って蚤の市へ、古い陶器や人形、アクセサリー、洋服・・・私は古いアラビアの茶器セットを格安??で購入しました。そして、午後からは地下鉄に乗って、マリメッコの工場のアウトレットへ、いざ出発!!tako先生を先頭に・・・本当にお得な掘り出し物がありました。
そして、14日は、国立公園に“カモメ食堂森ツアー”に行きました。映画「カモメ食堂」の舞台になった森に出かけ、ツアーガイドさんの手配で、焚火をしてシナモンロールを温めコーヒーと一緒に皆で頂きました。
国立公園では、キャンプをしている家族にも会いました。そして、小さなシャベルをもって川に入っていく若者もいました。
ガイドさんによると、全く自由に使って良いようです。予約もいらない料金もいらない、何の制限もないようです。それでもゴミ一つ落ちていない、手入れの行き届いた美しい森と湖が何十年も何百年も変わらぬ姿で続いていくのでしょう。
そして、街中を見るとヘルシンキもタリン同様石畳が続き、杖を突いたおばあさんや車いすのおじいさん、乳母車を押すママさんたちも歩いています。大変だろうな…と思うのですが、石畳も変わらず何百年も続いているのでしょう。
そういえば、ヘルシンキの自転車やバイクのタイヤは、どれもとても太いのです。石畳に対応しているのでしょう。何百年も続いている街並みを大切に保存していくため、自分たちの生活を工夫し、少しでも過ごしやすいように合わせているのでしょう。
また、フィンランドは多民族国家です。最近は難民の受け入れも多くなっていると聞きます。街を歩いていると、様々な服装をした様々な肌の色の人々、そして、何か国かの言語が飛び交い、いろんな人がいるなあ、と感心します。
規制や規律で固めなくても自然を大切にし、多様性を重んじお互いを受け入れ、フィンランドという国を理解し、過ごしやすいように生活を工夫し、ゆったりと時間が流れていくのは何だろうか?
本当にムーミンの世界がここにあるのかな?と思うほどです。
Pisaの学習到達度テストでは、常にトップクラスであり、世界幸福度ランキングでは7年続けて1位を獲得しています。日本は、ユニセフの子ども幸福度ランキング38か国中、身体的健康は1位ですが精神的幸福度は、なんと!37位です。
皆さん、フィンランドにはやはりバーバパパがいるのですよ!そして、疲れたらバーバパパが森の学校へ連れていき、好きなことを思いっきりさせてくれるのですよ!!
今回の旅行では、パックツアーでは味わえないような、気ままな愉快な楽しい旅でした。
そして、北欧の風土の中には、感じ考えるところもたくさんありました。すべては根本的な教育につながるように思いました。
保育のおしゃべりも沢山しました(子ロバの仲間とは、早朝ミーテイング及び研修??だね・・・)
こんな風に、気の合う大好きな仲間が増えて、話し合って、思いを伝え合って、輪が広がって、保育が変わり教育が変わり・・・日本の子どもに笑顔が増え・・・少しずつムーミン一家に近づいていきたいな、と心から思いました。
tako先生はじめ皆さん本当にありがとう!!


























